和 暦 西 暦 出  来  事
仁寿  三 853 十月、真紹、藤原関雄の故居を買い取り、禅林寺の敷地に当てる。
貞観  五 863 九月、清和天皇より鎮護国家の道場として勅額を賜い、「禅林寺」と名づける。
    十 868 真紹、「禅林寺式」十五条を定める。
   十五 873 真紹遷化(七十七歳)
元慶  元 877 陽成天皇の勅により、山城国愛宕郡公田四町を禅林寺に施入。仏殿を造立し、勅願寺とする。
長元  六 1033 永観生まれる。
延久  四 1072 永観、東大寺別所光明山を去り、禅林寺に東南院を興す。
永保  二 1082 永観、念仏行道の時、壇上の弥陀、みかえりの相を感得。
承徳  元 1097 永観、寺内に薬王院を建て、施療所を設ける。
    二 1098 永観、律師に任ぜられる。
康和  二 1100 五月、永観、東大寺別当に補せられる。
天永  二 1111 永観遷化(七十九歳)
長承  二 1133 宗祖法然生まれる。
治承  元 1177 派祖西山証空上人生まれる。
建久  元 1190 証空、法然の室に入る。
    九 1198 源頼朝、禅林寺に詣で大般若経を寄進。供米三百六十石を付し、以来、定式となる。
法然『選択本願念仏集』を撰す。
建暦  二 1212 正月、法然遷化(八十歳)。
嘉禎  元 1235 この頃、阿弥陀堂建立。
文永  元 1264 後嵯峨院、禅林寺の南部に離宮禅林寺殿を新造、移り住む
正応  四 1291 亀山法皇、離宮禅林寺殿を寺とし、南禅寺を開創
文安  四 1447 禅林寺本融通念仏勧進帳、制作さる。
寛正  四 1463 禅林寺本融通念仏縁起、同六年頃にかけて制作
応 仁 年 間 1467
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応仁の乱おこり、全山被災、烏有に帰す。
文明  四 1472 この頃より明応六年(1497)頃にかけて堂宇殿舎を復興。後土御門天皇、御影堂再建。後柏原天皇、方丈(釈迦堂)、書院、客殿を建立、筋塀を築く。
永正  元 1504 臥龍廊建立。
弘治  三 1557 顕貞、琳賢を招き、曼荼羅を描かせる(顕貞曼荼羅)。
永禄  三 1560 勧学院設置の綸旨を賜う。
文禄  五 1596 鐘鋳成就。鐘楼堂建立。この頃、檀林設置。甫叔、七条袈裟を勅賜、後奈良天皇の朱印を賜う。
慶長  二 1597 庫裏再建。
    五 1600 本堂(御影堂)建立。
    九 1604 近衛信尹筆歌仙六枚、いろは屏風一双なる。
   十二 1607 河村久目斎、建保曼荼羅を寄進、阿弥陀堂を浪花より移建。
元和  元 1615 七月、家康、浄土宗西山派諸法度条目九条一巻ならびに寺領および朱印を付与。
貞享  二 1685 名弥陀(後の六阿弥陀信仰)・四十八願寺(禅林寺二十六願)参りの庶民信仰が盛んと、案内記『京羽二重』にある。
延享  元 1744 中門建立。
宝暦  二 1752 『禅林寺正選歴代記』成る。
    四 1754 鐘楼再建。
   十四 1764 八月、祖廟堂再建
寛政  八 1796 派祖証空上人の五百五十年大遠忌に際し、光格天皇より鑑知国師の加号を賜う。
文化  八 1811 唐門(勅使門)再建。
文政 十一 1828 講堂再建。
天保 十一 1840 この頃、総門建立。
慶応  二 1866 日ノ岡峠と十条の撲殺場に名号石を建てる。療病院、癲狂院の設立。弁天堂再建。
明治  三 1870 西山、鎮西両派合同。単一の大教院の管轄に属す(大教宣布)。
    九 1876 西山・鎮西両派再び分派。西山派は<西谷義>光明寺、禅林寺、<深草義>誓願寺・円福寺の四本山となる。
   十八 1885 七月、浄土宗西山派宗制が認可される。内務省より、古刹由緒顕著なるをもって五百円を下賜。
  二十八 1895 瑞紫殿再建。祖廟堂建増。
  四十一 1908 禅林婦人会結成、全国二十七支部、一万五千名の会員。
大正  元 1912 御影堂竣工。
    八 1919 西山派から西山禅林寺派へ分派独立。西山派普通学寮を聖峯中学と改称。
    十 1921 西山教義研究会発足
昭和  三 1928 多宝塔、鎮守堂落成式。
    五 1930 永観堂幼稚園設立認可。
    七 1932 伝来の大般若経破損のため新調し、七月、六阿弥陀功徳日に初転読を行う。
   十二 1937 四月、開山真紹、・第二世宗叡・第三世真如法親王の千五十年、第五世深覚の九百年遠忌法要を厳修。
   二十 1945 派祖証空上人七百年大遠忌法要を厳修
  三十六 1961 宗祖法然上人七百五十年大遠忌法要を厳修
  四十五 1970 三月、永観堂会館竣工。五月、流祖西谷浄音上人七百五十年大遠忌法要を厳修。
  四十九 1974 浄土宗立教開宗八百年法要厳修。
  五十一 1976 十一月、証空上人生誕八百年法要厳修。
  五十五 1980 善導大師千三百年大遠忌法要厳修
  六十三 1988 開山真紹僧都千百年遠忌法要厳修
平成  八 1996 西山国師七百五十年遠忌法要厳修
    十 1998 『選択集』撰述八百年法要厳修
関口雄揮筆障壁画「浄土変相図」、画仙堂に制作さる。
   十三 2001 四月、総門完成落成式
   十五 2003 十月、関口雄揮筆襖絵「火砕流」、「渦潮」釈迦堂に奉納される。
同月、貴和皓山作香炉「龍象」、「雅芳」寄進される。
   十六 2004 十月、関口雄揮筆襖絵「菩提樹」、「沙羅」釈迦堂に奉納される。
同月、貴和皓山作華器「孤高」、「玄妙」寄進される。
同月、井堂雅夫筆「救世阿弥陀如来」「錦秋永観堂」寄進される。
   十九 2007 十月、阿弥陀堂修復・瓦葺き替え工事完成
十月、阿弥陀堂彩色復元工事第一期終了
   二十 2008 十月、阿弥陀堂彩色復元工事第二期終了
  二十一 2009 十月、阿弥陀堂彩色復元工事第三期終了
  二十二 2010 十月、阿弥陀堂彩色復元工事第四期終了をもって完了
十一月、永観律師九百回忌法要を厳修
  二十三 2011 三月、古方丈修復工事完了
宗祖法然上人八百回大遠忌法要を厳修(4月25日-5月1日)
令和 六 2024 二月、新永観堂会館竣工、落慶法要を厳修
立教開宗850年慶讃法要を厳修(4月21日-4月27日)